コーヒーのように、炭酸ソフトドリンクも家で作ろう

2015年10月 1日

家庭でグラス一杯のコカ・コーラを、水とポッドから作ることが可能となる…そのために300ドル以上する機械を購入し、キッチンカウンターにそのマシーンがどっしりとスペースを取ることを気にかけないのであればの話だが。
コーヒー・マシーンとポッドでコーヒー飲料業界を塗り替えたキューリグ・グリーン・マウンテン社は、コカ・コーラのみならず、スプライト、Dr.ペッパー、天然発泡ミネラルウォーターを含むシングルサーブ・サイズの冷たい飲料を作る炭酸飲料製造マシーン、キューリグ・コールドを今週販売開始する(弊社業界情報2015年1月8日付に関連記)。コカ・コーラ社はキューリグ社の株16.8%を所有する株主である。
使い方は、キューリグ社のコーヒーマシーンと基本的に同じで、水と飲料ポッドがあれば90秒で冷えた飲料が出来上がる。
いったい誰がこのマシーンを購入するのだろうかと疑問の声も上がる。300ドル以上する本体に加え、約8ozの飲料の元となる一つ1.12~1.25ドルするポッドを購入する必要がある。つまり、このマシーンは、決してソフトドリンク代節約を目的とするものではない。缶やボトルで家のスペースを取られることなく、好きな飲料が自由にいつでも飲むことができることが利点だと、キューリグ社はコメントする。「クラフト」ソーダを作ることもでき、今年末には、カクテル・ミキサーを作ることも可能となる。
現在、キューリグ社は、次のプロジェクトとなるホットとコールド両方を作ることが可能なマシーンに取り組んでいるとのこと。

(CSB DFW.com, Sept. 29, 2015)

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