ボトルドウォーター販売禁止のその後、ある大学で

2015年 7月21日

2013年、米国バーモント大学は、その当時いくつかの公共施設がそうしたように、大学構内でのボトルドウォーター販売を禁止した。これにより、再利用可能なボトルを使用して無料の水等を積極的に飲む学生が増えると大学側は期待していたが、最近実施された調査の結果、構内で販売されるボトル詰めの高糖度飲料数が25%増えたことが明らかになった。ボトルドウォーター販売禁止により、消費者は、ボトルに入った別の商品を選ぶようなり、ボトル廃棄量削減には至らなかった。消費者がゼロ・カロリーのソーダやティーを選択していれば、少なくとも栄養的には良い結果ともなるが、調査結果の通り、必ずしも大学が意図するようにはならなかったようだ。
この調査結果を受け、バーモント大学は、それまで徹底されていなかったことの重要性を知らされる形となった。それは、構内にある無料の水飲み場を、学食や食品店、飲料販売機のある場所に設置すること、毎期入学する新入生へのこれについての教育を継続すること。
当大学では、今月より、構内に飲料自動販売機(コカ・コーラ社のフリースタイル)を新たに設置するが、販売機には、再利用可能なカップを備え付け、無料の水もオプションに加え、また、販売機の内容も低/ゼロ・カロリーの飲料を増やしている

(Beverage daily.com, July 17, 2015)

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