ラベルのない缶がメッセージ、コカ・コーラ社

2015年 7月 9日

飲料メーカー、コカ・コーラ社は、中東市場向けに同社の象徴である赤色と白色を施した缶を発表した。一見典型的なコカ・コーラ缶に見えるが、通常見られるコカ・コーラのロゴを始めとする決まりきったテキストは一切無く、唯一記されている文字は、「ラベル(レッテル)は缶のために使用されるのであり、人々に向けて使われるのではない」とのメッセージ。この新しい缶は、7月17日に終わりを迎える、イスラム教徒にとり神聖な月、ラマダンに合わせて、中東市場にて発表されたものである。この種の限定期間キャンペーンで、世の中から偏見をなくそうというコカ・コーラ社の意図が長期にわたりインパクトを持つかは疑問だとコメントする業界関係者もいるものの、巨大ブランドの世界に広める影響力が、今回もまた新たなる注目を集めることは確かである

(Beverage World, July 8, 2015 / Mashable, July 7, 2015)

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