ビールと大学
2015年 6月18日
ビールと大学生は、昔から切り離せない関係であるが、この場合はそれとは少し違う。米国コロラド州立大学は、今月、ビール醸造を専攻した学生を卒業生として初めて世に送り出す。
Fermentation Science & Technologyでこのプログラムを専攻する学生は、ビール醸造について学ぶにあたり、最初の2年間、生物化学、微生物学、物理学、有機化学をまず学ぶことが求められる。ビール醸造専攻の初の卒業生7名のほとんどが、ビール醸造、蒸留、ワイン業界にて働く道をそれぞれ選んでいる。現時点で、クラフトビール業界に従事する人々は全体で約115,000人。一方のメジャービール・メーカーのアンハイザー・ブッシュ社とミラークァーズ社二社を合わせた従業員数は約24,000人である。
コロラド州立大学は、2013年10月にこの専攻プログラムを加えたが、それは、ビール醸造業界での高い需要に応えてのことであった。同大学があるコロラド州フォート・コリンズは、クラフトビール・メーカーとして既に確固たる地位を築いたニュー・ベルジャン・ブリューワリー社が本社を構える場所でもある。ニュー・ベルジャン・ブリューワリー社は、このプログラムに百万ドルを寄付している。
オレゴン州立大学、ノース・キャロライナ州のアパラチアン州立大学、カルフォルニア大学もまた同様のビール醸造プログラムを提供している
(New York Daily News, June 17, 2015 / CBS News, June 16, 2015)