米国アルミ缶リサイクル最新報告

2015年 5月28日

アルミニウム協会ならびに缶製造者協会(CMI)が、米国のリサイクルについての現状を報告した。それによると、2014年米国で、飲料容器として最もリサイクルされた容器はアルミ缶で、米国消費者により56%リサイクルされた。一方、ビンは34.1%、PET容器が31.2%であった。
また、米国のアルミ缶は、リサイクル材を平均70%含有している。この割合は、ビン(23%)やPETボトル(3%)が含有するリサイクル材の3倍以上である。さらに、アルミ缶スクラップの価格は、1トンにつき$1,491であるが、プラスチックは$385、ビンの場合には価値0となる。このようなアルミ缶リサイクル材の高価値が、自治体によるリサイクル・プログラムを財政上実施可能にしている。
今日、1年間でおよそ115億ポンドのアルミがリサイクルのために回収されるが、その量は、1980年代に比べ2倍となっている

(The Canmaker, May 27, 2015 / Recycling Portal, May 27, 2015)

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