缶の需要増加、ブラジルのビール

2015年 4月16日

ブラジルのビール市場で缶の占める割合が、2010年36.3%、2013年41.4%、そして昨年2014年には45.4%にまで増加したことが報告された。また、缶ビールの生産量は、2014年、前年比14.3%増を記録した。一方、瓶ビールの生産量は前年比3.6%減となった。
ブラジルでは昨年、ビール缶を含めた飲料缶全体の需要が増えたが、特に上半期の需要増は、カーニバルやFIFAワールドカップ開催によるところが大きかった。今年は経済情勢が低下する傾向にあり、調整の年になると見られており、昨年ほどの飲料缶需要増は見込まれていない。このような経済減速に備え、飲料缶製造会社レクサム社やクラウン社は、昨年、様々な特殊サイズの缶の生産能力増強を目的に投資を実施している

(The Canmaker, Apr. 10, 2015)

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