米国コーヒー消費量は減少傾向

2015年 3月19日

毎日コーヒーの飲む米国人の割合が、3年連続して減少していることが、全米コーヒー協会(NCA)により先週明らかにされた。
毎日コーヒーを飲む習慣のある米国人の割合は、2013年調査時には63%、2014年61%、そして今年59%との結果が出た。60代以上が、米国では最大のコーヒー消費者層であるが、その世代のコーヒー消費量が減っているという。今、米国人が1日に飲むコーヒーの量は平均1.85杯で、1980年以来最大値2.01杯を記録した2014年から下がる結果となった。数字が下がったのは、回答者の中で以前よりも多くの人々が家でコーヒーを作らず、外で購入しており(その場合、1杯分しか購入しない傾向が強い)、その影響が多少及んだのかもしれないと、NSAはコメントしている。(杯数はカップ全てのサイズを含む)
コーヒー貿易業者ら関係者は、この調査結果を気にする様子はない。世界全体を見ると、コーヒーを飲む人口は確実に伸びているからだ。商品貿易会社ED&F MAN社のコーヒー事業部門Volcafe社によれば、世界のコーヒー需要は、前年比2.1%増になるとの予想を発表している

(Reuters, Mar. 14, 2015)

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