成長続く米国地ビール、シェアが初の2桁台に

2015年 3月17日

小規模且つ独立を維持する米国の地ビール(craft brewers)
メーカー。彼らを代表する商工団体、ブリューワーズ協会は、米国地ビール業界の2014年の好調な結果を発表すると同時に、米国ビール市場に占める地ビールのシェアを、初となる2桁(11%)にまで増やしたことを報告した。2014年、米国地ビールは、販売量で前年比18%増、売上高で同22%増を記録した。米国のビール全体では、前年比わずか0.5%増という結果を見ると、地ビールは、今やビール業界の成長をけん引する重要な要素となっている。
さらに、2014年米国における地ビール醸造所の数は、その年に新たに開業した醸造所615を加え合計3,418に上った。一方でこの年に閉業した醸造所はわずか46であった。
「小規模で営まれているものの、このビジネスは、地域経済ならびに文化に大きな影響を与えている。地ビール・メーカーは、それが営まれる地域に職の機会を生み出し、観光業繁栄のきっかけをも作る。また、地ビール・メーカーは、高品質で、他とは異なるビールを作ることで評価されているため、これを標準として生まれてくる新しい地ビール・メーカーは、消費者により大いに歓迎される」と、同協会はコメントしている

(Beer, Wine & Spirits , Mar. 16, 2015)

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