米国ペットフード缶好調、しかし缶全体の需要増には至らず

2015年 2月 3日

2014年の米国国内食缶製造業界の第4四半期出荷量は、ペットフード缶需要増のおかげで大きな落ち込みを免れたと言える。米国ペットフード業界は、以前にもましてスチール缶需要を増しており、2014年12月末で終わる第4四半期の出荷量は前年同期比6.1%、18億5,000万缶を記録した。食缶部門で最も大きなシェアを占める野菜缶は、その出荷量を前年同期比0.6%落とし19億9,000万缶に終わった。結局、2014年1年間の米国国内食缶全体の出荷量は、272億缶で前年比1.6%減となった。
一方、米国における美容・化粧・デオドラント用に使用されるエアゾール缶出荷量は、昨年第4四半期で昨年同期比4.0%増、8億9,700万缶となった。
昨年の飲料缶出荷量は、前年よりも減少し933億缶。
その結果、2014年、米国国内全ての種類の缶出荷量は、1,252億缶となり、前年比0.8%減に終わった。
米国の缶出荷量が過去最高の1,360億缶を記録したのは2006年で、その年の飲料缶出荷量は1,015億缶に達した。

(The Canmaker, Jan. 26, 2015)

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