飲料・食品、2015年の傾向
2014年12月16日
2014年も終わりに近づき、飲料ならびに飲料容器業界関連調査会社Canadean社(英国)が、2015年、業界に影響を及ぼすと予想される欧米消費者行動の傾向上位5項目を発表した。
①大量生産から小規模・個人へ
地ビール人気に見られるように、小規模生産を通じての製品の高品質・特別感、そしてブランドとの個人的つながりを、消費者はさらに重要視するようになる
②健康に良い成分
消費者が高糖度製品など「身体に良くない」ものに敏感になる傾向はさらに強まる。コカ・コーラ社、ペプシコ社が人気製品にステビアを今年本格的に導入したのは記憶に新しい
③辛くてスパイシー(食品)
よりスパイスの効いた辛い食品の人気が続くと予想される。既に人気のあるインド、メキシコ料理に続くのは、東南アジアならびに中東のスパイスの効いた料理
④好みのフレーバーで
消費者が好む食品とフレーバーをミックスした、全く新しい飲料が消費者の次に求めるものと予想される。アマレット・サイダーやチョコレート・フレーバー・ワインなど「フュージョン」製品が今後さらに増えると思われる
⑤感覚に訴える容器
製品差別化を図るために、凹凸のあるデザイン、鮮やかな色使い、反射する面、マット仕上げなど感覚に訴える容器デザインが注目される
(DBR, Dec. 9, 2014)