コカ・コーラ社とペプシコ社両社からの新製品は、プロテイン含有飲料

2014年11月27日

米国で炭酸ソフトドリンク売上の減少が続く中、コカ・コーラ社は全く新しい飲料を発表する。それは牛乳だ。同社は、この年末、全米でこれまでに無かったと言われる新しい牛乳を発表する予定だ。フェアライフと名付けられるこの"プレミアム"牛乳は、レギュラータイプよりも50%多いプロテインを、そして30%多いカルシウムを含み、糖分を50%カットしている。コカ・コーラ社が健康志向の消費者をターゲットにする、好調に売上を伸ばす果汁飲料ブランド"シンプリー"の牛乳版と言えると、同社はコメントする。しかし牛乳は容易に売れる飲料ではないかもしれない。成人米国人の二人に一人が牛乳を全く飲まないこともあり、牛乳の売上は10年前と比較し8%減少している。
一方、ライバルのペプシコ社もまた、プロテインを同社の飲料に積極的に摂り入れる考えがあることを最近のインタビューで明らかにしている。同社のスポーツドリンク、ゲータレードがその一つで、プロテイン含有の新種の可能性を示唆。現在ゲータレード・ブランドとしてプロテイン・リカバリー・シェイクやホエイ・プロテイン・バーで販売しており、売行きは好調だ。また、米国で人気の続くココナッツ・ウォーターもまた、ペプシコ社が株主でもあるO.N.E.社のココナッツ・ウォーターとは別に、飲料の成分として視野に入れているとのこと

(CBS Money Watch, Nov. 27, 2014 / The State Journal Register, Nov. 24, 2014)

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