米国製缶会社、ハイネケン社メキシコ包装事業部を吸収
2014年 9月 2日
米国の製缶会社クラウン・ホールディングズ社は、まもなく、北米飲料缶製造業界でのシェアを大幅に増やすと予想される。ビール・メーカー、ハイネケン社(オランダ)のメキシコ包装事業部門Empaque社がクラウン・ホールディングズ社に約12億3,000万ドルで売却されたからだ。
Empaque社は、メキシコに製造工場3工場を持ち、DI飲料缶、アルミ缶蓋、ビン用王冠ならびにビンを製造する。この取引により、クラウン・ホールディングズ社は、北米市場では、年間240億缶以上を供給する、2番目に大きな飲料缶製造会社となる。世界においては、Empaque社吸収後、同社は、年間620億缶以上の飲料缶供給能力を持つことになり、これは、世界で供給される飲料缶全体の1/5となり、世界第1位の飲料缶供給量を誇るレクサム社(英国)と肩を並べるほどの規模となる。一方、Empaque社を売却したハイネケン社は、これにより、同社の資力全てを同社ビール・ブランドの醸造、市場開発、販売に専念することが可能になるとコメントしている
(The Canmaker / CanTech, September 1, 2014)