米国ニューヨーク州、地産地消アルコール飲料醸造会社の数が倍増
2014年 8月26日
地元で作られた食材を一定量以上使用して作られるいわゆる「Farm」アルコール飲料の醸造会社の数が、2011年から100%増加したことを、米国ニューヨーク州は発表した(弊社業界情報2014年8月7日付に関連記事)。2012年ニューヨーク州知事クオモ氏によりFarmブリューワリー法が発表され、2013年1月に施行されて以来、Farmビール醸造会社57社、
Farmサイダー(リンゴ酒)醸造会社7社が開業した。同州で現在104を数える地ビール・メーカーは2011年当時の40社から160%増加しており、また、自前のビール醸造所を持つレストランならびにパブは2011年の10店から230%増の33店になる。前出のサイダー醸造会社については、現在同州では29を数えるが、2011年にはわずか5社しかなかった。また、Farmワイン醸造会社は、2011年の195社から50%増の291社、Farm蒸留酒醸造会社は2011年の10社から480%増の55社になる。このような地元飲料ビジネスは、ニューヨーク州の農業ならびに観光業の職そして経済活動を支え、このビジネスへの投資は、つまりはニューヨーク州の将来に投資することであると、クオモ氏はコメントしている
(DBR, August 26, 2014)