著名な米国料理学校、ニューヨークでビール醸造・販売
2014年 8月 7日
米国ニューヨーク州知事クオモ氏は、世界的にも有名な米国の料理学校Culinary Institute of America (CIA) に、ビールの醸造・販売を認可する。この動きは、マンハッタンの北に位置するハイドパークのCIAキャンパスに小規模のビール醸造に道を開くものだ。地ビール・メーカー、ブルックリン・ブリューワリーとの提携を通じ、2015年開業を予定する。「国際的に著名な教育機関を、ニューヨーク州で最も人気の高いビール・メーカーと連携させることで、マンハッタンから北へ続くハドソン・ヴァリー(Hudson Valley)中部地帯の観光業活性化、そして未来のビール醸造職人育成による地ビール産業発展を目指すことが現実的となる」とクオモ氏は言う。このCIA醸造所は、発酵方法、醸造工程における穀物の扱い方に加えて、食事とビールの最適な組み合わせ、「ビール・バブ」経営法などのカリュキュラムもそろえる。
2013年1月以来、ニューヨーク州は、地ビールに地元産材料を積極的に利用することを促進しており、それに呼応して「Farm Brewery」がすでに53店開業している。Farm Breweryは、ニューヨーク州で作られた材料を一定の量以上使用することを条件にビールを作ることを認可された醸造所のことで、現時点で、地元産ホップ20%以上、その他材料についても地元産20%以上を使用することが条件とされており、この割合は徐々に上げられ、2024年には90%になる計画だ
(DRB, August 6, 2014)