朝食は穀物系飲料で、米国ニューヨーク・シティ発
2014年 8月 5日
オート麦ラッテ、あるいはそれを甘いコーヒーにブレンドした飲料が、米国ニューヨーク・シティで多く見られるようになった。「朝に食べるシリアルをテイクアウトしているようなもの」と、胡麻、大麦、黒豆、ブランウンライスそして大豆から作られる「5グレイン・コーヒー・ラッテ」が自慢の人気商品である、最近ニューヨーカーが注目し始めた韓国系チェーンCoffee Beneの店長は言う。オメガ3、脂肪酸、タンパク質、繊維が豊富な栄養ドリンクだ。その他に、キノア(アンデス地域産雑穀)スムージー、タヒチアン・バニラ・オート・シェイクなど聞き慣れないがいかにも栄養豊富な飲料をメニューにそろえる。これは米国人には全く新しい発想だが、韓国ではミスカルと呼ばれる雑穀の粉として昔から飲料に混ぜて栄養補給に役立てていた。飲料で摂る「朝食」という点では米国ではこれが初めてではない。60年代、タンパク質、砂糖、ミネラルを粉末にしたインスタント・ブレークファーストという名の商品がカーネーション社から販売されていたが、栄養豊かであり、そして糖度も高かった。米国ではアーモンド・ミルクなどナッツ系ミルクが定着し、Postumに代表されるロースト小麦のパウダーで作るコーヒー代替品もある。そして次に来るのが、この穀物系だと見るニューヨーカーは増えつつあるようだ
(New York Daily News, August 4, 2014)