米国ビール缶、出荷量伸ばす

2014年 7月24日

米国製缶業界は、今年第2四半期に、前年同期よりも2億4,000万缶多いビール缶を出荷した。米国ワシントンDCを拠点とする缶製造者協会(CMI)の発表した最新報告によると、6月末までの3ヵ月間の米国ビール缶出荷量は、前年同期比2.5%増の99億缶となった。一方の炭酸ソフトドリンクは、この四半期に、前年同期比2%減の158億缶とその出荷量を引き続き下げている。その結果、今年第2四半期における米国飲料缶全体の出荷量は、前年同期比0.6%減の257億缶となった。1年の中で第2四半期は、飲料メーカーが売上増を見込める夏に向けて特に力を入れる時であると言われる。
米国飲料缶市場で38%と最も大きなシェアを占めるのがボール社。次に来るのが23%のレクサム社、そして20%のクラウン社が続く。ボール社がビール・メーカーに最も接触がある一方で、クラウン社は炭酸ソフトドリンクに偏る傾向にあると、ドイツ銀行の評価報告はコメントしている

(The Canmaker, July 24, 2014)

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