ビール用PETボトル開発進む

2014年 7月 3日

飲料容器供給会社シデル社(スイス)は、ビール用に使用可能な、低温殺菌可能軽量PETボトルを発表した。見た目がビンに見えるように、蓋は王冠タイプ、底は花弁状(シャンパン・ベース)となっている。しかしビンと大きく異なる点は、ボトル重量が28gで、同等のビンと比較し最大86%軽量となることだ。さらにシデル社は特許であるActisガスバリア・テクノロジーを駆使し、ビール劣化原因となる酸素の滲入、炭酸ガスの抜けを防止することが可能だ。PETボトルを使用するビールの世界全体での販売数は、約50億本で、これは、缶とビンが圧倒的に多いビール市場全体の2%を占めるにすぎない。しかしビール用PETボトルの需要は増加傾向にある。アジアでは、中国からの需要が今後期待される。現在、最も需要が多いのは中央欧州ならびに東欧である。ここ数年は、市場成熟化傾向、そしてロシアとウクライナで施行されたビールに対する増税のため、期待していたほどには伸びはみられなかったと報告されている

(DBR, July 3, 2014 / packaging today, July 2, 2014 / Belsul)

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