米国、スパークリング・ウォーターの勢い

2014年 5月29日

米国人の炭酸ソフトドリンク離れも手伝い、米国でのボトルドウォーターの小売店売上はここ数年伸びている。特にスパークリング・ウォーターの勢いは、通常の非炭酸ウォーターを凌いでおり、2008年から2013年にかけて、スパークリング・ウォーターの小売店売上は倍増した。そして2018年には、さらに3倍以上になると予想される。米国で健康志向が強まった過去10年間、それまで日常的に消費していた高糖度炭酸ソフトドリンクに代わる飲料としてボトルドウォーターを選択し、毎日消費する米国人はますます増えている。それでも一人当たりのボトルドウォーター消費量はまだ低いため、成長の余地はまだまだあると言われる米国市場。ボトルドウォーターのカテゴリーでも主要なシェアを占めるコカ・コーラ社ならびにペプシコ社は、しかし、新興ブランドのトーキング・レイン・ベヴァレジ社(今、米国で人気の非常に高いスパークリング・ウォーター・ブランド、Sparkling ICEのメーカー)やトゥルー・ドリンクス社(子供向けアクアボール・フレーバー・ビタミンウォーターのメーカー)、さらには低価格が売り物のプライベート・ブランドなどとの厳しい競争に直面している

(FOODnavigator-usa.com, May 23, 2014)

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