米国地ビール・メーカー、海外にも進出
2014年 5月27日
米国人の住む町では、大抵、地ビールが醸造され、その場で販売している場所が見つけられる。そして、地ビールのほとんどが、そのような醸造される地元で消費されている。全体的には、酒屋などの小売店での販売が、地ビール売上の大半を占めるものの、生ビールもまた非常に重要な存在であり、醸造される地ビールの約30%は生ビールであり、伝統的なメジャー・ビール・メーカーによる生ビールの割合が10%であるのと対照的である。しかし最近になり、輸出を通じて販売網を拡張する地ビール・メーカーが出てきている。地ビールの輸出量は、昨年には、前年比49%増加したとの報告がある。この輸出量増加は、ひとつには、米国ブリューワリーズ協会(コロラド州ボールダー)が米国農務省のマーケット・アクセス・プログラムから出資される年次助成金である輸出開発プログラムを2004年に立ち上げたことで促進された面がある。昨年、米国地ビール・メーカーの最大の輸出先はカナダであり、英国、スエーデン、日本がそれに続いた(弊社業界情報2013年3月14日付に関連記事)
(SmartBlog on Food and Beverage, May 23, 2014)