砂糖を使用するコーラをあらためて発表、ペプシコ社

2014年 4月10日

ゼロ・カロリー炭酸飲料が注目を集める米国市場において、米国食品・飲料メーカー、ペプシコ社は、あえて「純粋な砂糖(real sugar)」だけを使用するコーラ飲料3種類(レギュラー、ヴァニラならびにワイルドチェリーのフレーバー)を今夏発売する。これら新製品は、人気のあった「Throwback (昔を振り返る)」回顧版に代わる製品。Throwback製品は、「made with real sugar」を売り文句として2009年から2011年まで販売されたペプシコーラとマウンテン・デュー限定版で、昔懐かしいロゴを付けた缶やボトルを使用した。また同社は、2009年に、天然砂糖で甘味を付け、スパークリング・ウォーター、カラメル、コーラ・ナッツ・エキス全てで天然にこだわったコーラ、「Pepsi Natural」も販売(現在販売終了)している。新製品が、同社の炭酸ソフトドリンクの長引く低迷を好転させるほどの影響力はないと思われるものの、ペプシコ社は、今年後半にも、提携先である香料成分供給先であるSenomyx社の協力を得て、砂糖ならびにカロリー削減のための戦略を検討していると言われる。Senomyx社は、カロリー削減された食品・飲料の甘さ等の香味増強剤Sweetmyxを提供する。ペプシコ社は、ノンアルコール飲料全てにおいてこの成分の独占使用権を有している

(BEVNET, Apr.8, 2014)

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