知事公邸で地ビール提供

2014年 3月25日

米国コロラド州の地ビール(craft beer)産業は年々勢いを増し成長を続ける。街の通りでは必ずと言っていいほど地ビール醸造パブを見つけることができる。そして、この木曜日に、コロラド州州都デンバーで、米国では前例のない、地ビール・バーを設けた州知事公邸でも、地ビールを味わうことができる。現州知事ヒッケンルーパー氏は、知事に就任する以前は、デンバー市内で人気の地ビール醸造レストラン、ウィンクープの経営者だった。彼がウィンクープ・ブリューイング社を創設した80年代後半に、地ビール産業が、今のようなコロラド州内だけで国の認可を得た醸造所232を数えるほどの規模になろうとは誰が想像したであろう。さらにウィーンクープのあるローワー・ダウンタウンはその当時、ゴーストタウンにほぼ近い状態であったのだ。「地ビールは、現在、コロラド州の象徴の一つであり、数多くの選択肢がある点で、自由を意味する。そして知事公邸は、もうひとつのコロラド州の象徴であり、訪れる人々を歓待し、コロラドを自慢する場所であり、そして地ビールを振る舞う場所となる」と、ヒッケンルーパー氏はコメントしている。この公邸で初日にケグから注がれるビールは、当然のことながらウィンクープのビールである。今後、コロラド州にある地ビール・メーカー全てからユニークなビールを順番に提供する計画だ。知事公邸はまさにコロラドの豊かさを見てもらえる展示場となる。コロラド・クラフトビール・ウィーク開始を祝うパーティが公邸で開催される今週金曜日夜には、地ビール・バーは完全に準備が整う予定だ。

(KCRA.com, Mar.24, 2014)

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