ボトルドウォーター、英国で売上伸ばす

2014年 3月20日

ウォーター用PETボトルは軽量化が進んでいるものの、依然として環境への負荷が大きく、ボトルドウォーターそのものも高い価格で売られ過ぎているとも言われているが、それにもかかわらず、昨年、英国人は、ボトルドウォーターを前年2012年よりも8.7%多く消費し、売上も前年度比10.6%増加し、炭酸ソフトドリンクの売上(前年度比0.7%減)とは対照的であり、また、ボトルドウォーターの売上が、環境保護活動団体の働きかけが強まったことにより、9%落ち込んだ2009年当時の状況と比べても状況は好転している。確かに英国史上9番目の暑さを記録した昨夏に因るところが大きい。しかし、英国民の健康への関心の強まりが、高糖度の炭酸ソフトドリンク摂取を控えさせたこともウォーター売上増に大きく関連している。その点は米国の状況と同じだ。同時に、PETボトルが環境面に与える影響を緩和する要求も、容器製造業界に対して引き続き求められており、その一部の対策としてボトル軽量化開発は進められている。

(PackagingNews, Feb.10, 2014)

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