ハードサイダーの量り売り、米国ワシントン州で合法化
2014年 3月10日
米国ワシントン州のハードサイダー(リンゴ酒)業界は、ハードサイダー量り売りの法案可決で、今後更なる成長を期待できそうだ。この法案は、小売店、バー、居酒屋等で、グラウラー(かつてビールの量り売りの際に使用されていた容器)を用いたハードサイダー販売を認可するもの。ビールの昔ながらの販売方法で、最近になっても、日曜日にアルコール飲料販売を禁止する州では、このような形でビール販売をする店もあった。ハードサイダーの人気は近年高まっており、グラウラー・ステーションも各地に見られ始めている。合法化により、サイダー・メーカーは、このニッチ市場に柔軟に対応し易くなる。リフィル可能なグラウラーには様々なサイズがあり、タップ(樽)から直接注ぎ入れられるので、鮮度の高いサイダーを味わえる。また、グラウラーは、近年、消費者が特に意識する「環境に優しい」容器としても最適である。昨年、似たような法案がオレゴン州で可決されて以来、同州のサイダー売上は著しく伸びており、ワシントン州でも同様の傾向が期待され、販売されるハードサイダーの種類も今後豊富になると予想される
(BeverageWorld, Mar. 10, 2014 / ktvz.com, Feb. 19, 2013)