ベトナムに、新たなアルミ飲料缶製造工場
2014年 2月20日
飲料缶供給能力のさらなる増強は、今のベトナムの好調なビール/飲料業界を示している。マレーシア最大の飲料缶製造工場、キアン・ジュー社が予定通り飲料缶製造工場建設に着手し、来年第1四半期より稼動を開始する(弊社業界情報2012年3月29日付に関連記事)。同社のマレーシアBatu Caves工場にある既存ラインを調整し使用する予定だ。年間生産能力は7億缶。この新工場は、ベトナム、ホーチミン・シティ近郊にあり、キアン・ジュー社が2年前にホッカンホールディングス社へ売却した、コーヒーや果汁飲料を充填する日本キャンパック社の隣に位置する。東洋製罐社子会社のAsia Packaging Industries(API)社工場にも近い。キアン・ジュー社のこの工場は、クラウン社、ボール社、バオスチール社、東洋製罐社に続く、ベトナム内で11番目の飲料缶製造工場となる。今年1月には昭和アルミニウム缶社がベトナムのHanacans社を取得している。キアン・ジューの新工場稼動で、ベトナムの2ピース飲料缶製造能力は年間100億缶を超える見込みだ
(The Canmaker, Feb. 19, 2014)