エナジードリンク、衰えない人気

2014年 1月21日

エナジードリンク関連製品の2ozサイズ缶ショットの売行きが、2010年米国での発売以来、好調だ。エナジードリンクに含まれるカフェイン量に関わる健康への悪影響等の問題をめぐり、一時はその人気も衰えるかに見えたが、疲れた人々を癒すエナジードリンク(エナジー製品全体の78%を占める)、ショット(同18%)、そしてミックス(顆粒あるいは液体を水やジュースに混ぜて飲用。同4%)はいずれも成長を続けている。エナジードリンクは飲料業界全体ではまだ小さなシェアを占めるに過ぎないが、エナジードリンク部門自体は、2008年から2012年にかけて60%も成長した。米国で最も人気の高いエナジードリンク・ブランド、モンスターは昨年第2四半期に米国コンビニでの売上を前年同期比9%増にし、続く第3四半期に同12%増を記録した。
2013年ある時期でのコンビニのエナジードリンクの売場面積は、昨年同期に比べ大きくなった一方で、炭酸ソフトドリンクの売場規模が縮小されたとある調査会社は報告している。米国では、エナジードリンク全体の59%はコンビニで販売され、それに続くスーパー等大型店舗では13%と大きな開きがあるほど、コンビニが圧倒的に多くのエナジー製品を取り扱う。
エナジードリンクが市場にデビューした当初、その消費者は若い男性がほとんどであったが、それは変わりつつあるという。小さな子供を持つヒスパニック系、アジア系の若い男性がより多くのエナジードリンクを消費する傾向があるとも言われ、彼らは年を重ねてもエナジードリンクを愛飲するであろうと予想されている。さらに、新たな消費者としては若い母親層が挙げられている。それに伴い、各メーカーは、売上一部を乳がん防止団体への寄付、セロカロリー製品、ストロー付製品等、女性を意識した販促・新製品展開を開始している

(Convenience Store Decisions, Jan. 15, 2014)

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