ワイン輸出で、中国が欧州の脅威になるとき
2014年 1月14日
世界ワイン市場で、長年にわたり徐々に強まる「新世界」からの競争に直面してきた欧州は、そのうち、中国とも競争することになるであろうと、ある最新の業界報告書は伝える。中国のワイン消費量は、ここ10年の間に57%増加したと同時にその輸入量もまた飛躍的に伸長している。一方で中国は、現在、世界上位10ヵ国に入るワイン消費国でありまた生産国でもある。現時点では、中国は、ワイン生産国としては欧州諸国への脅威となるほどの存在ではないが、輸出潜在能力を充分に備える国と見られている。この報告書はまた、欧州が、世界ワイン市場で占めるシェアを減らしていることにも触れている。1995年、フランス、イタリアならびにスペイン3ヵ国が、世界のワイン供給量の52%を提供していたが、2005年までにはその数字は50%に落ち、現在は44%までに減少している
(just-drinks.com, Jan. 6, 2014)