米国ティー・メーカー、アジア地域のティー市場を参考に

2013年11月 1日

米国で高まる肥満傾向について消費者の間に広がる懸念と、それに伴う高糖度のRTDティー飲料売上の低迷に伴い、市長調査会社ユーロモニター社(英国)の最新報告は、アジア地域にすでに販売されている高鮮度かつ低糖度ティーの成長を参考にすべきと言及する。また、この報告をした記者は、日本ではすでに、天然成分を含有する低糖度ティーの需要が著しく、他のアジア諸国でも人気が高まっていることにも触れている。アジア地域、特に日本で人気の高い、低糖度あるいはカロリーゼロのティー・ブランドとして挙げられているのは、お~いお茶、綾鷹、爽健美茶など。急須で入れるお茶とRTD茶との相違が曖昧になってきているとも報告している。米国では最近になり購入前に飲料ラベルを見て成分・カロリー表示を確認する消費者が増えている。メーカー側もすでに低糖度・ゼロカロリー飲料開発の影響力を感じざるをえない。リプトン社、アリゾナ社、スナプル社など米国を代表してきたティー・メーカーの売上は、2013年落ち込みを見せている一方、PETボトルのゼロ糖度レモン・ティーを最近発売したコカ・コーラ社のオーネスト・ティー・ブランドやペプシコ社のピュア・リーフの売上は順調だ

(BEVNET, Oct. 24, 2013)

業界情報一覧