ロシア・ビール、特大サイズPETボトルの採用中止
2013年10月 8日
特大サイズのプラスチック・ボトルのビールを回し飲む、モスクワで見慣れた夜の居酒屋風景 - まもなく無くなる光景かもしれない。というのも、ロシアのビール・メーカー団体がそのサイズのPETボトルの使用を減らす方向にあるからだ。政府の要請に合意したビール・メーカーは、2014年1月1日より、2.5リットル以上の容量のPET容器を使用するビール販売を打ち切る。アルコール度数6%以上の飲料の容器容量は、最大2リットルに限られての販売となる。ロシアで生産されるビールの50%は、PET容器で販売されており、もしPETボトル使用が全面禁止になった場合には、ビール・メーカーは約3億7,000万ドルの損失を被ると推定されている。容量2.5リットル以上ならびに2リットル以上のPETボトルに充填され販売されるビールは、市場でそれぞれ2%ならびに4~5%を占める。ロシアのビール市場はすでに縮小傾向にある
(The Moscow Times, Oct. 4, 2013)