チリの飲料缶製造工場増強、レクサム社

2013年 8月15日

製缶会社レクサム社(英国)は、来年第3四半期の始動を目安に、南米チリの首都サンティアゴにある同社飲料缶製造工場に、3,100万ドルを投じ第2ラインを建設していることを発表した。年間生産能力8億缶を予定するこのラインは、主にチリとペルー市場向けの特殊アルミ缶と標準アルミ缶いずれをも製造する能力を持つ。この工場の既存第1ラインは、年間6億缶の標準缶製造能力を持つものと推定されている。レクサム社のチリ飲料缶市場に占める割合は100%で、これを長年維持している。一方のペルー市場は、まだ小さいが確実に成長しているため、今回のライン増設となった。南米に強いレクサム社は、ブラジルでも長年60%近い独占的シェアを維持しており、製缶工場9工場、製蓋工場2工場を抱える。このブラジル、さらには米国とエジプトにて、今年、レクサム社は、3,860万ドルの既存ライン高速化ならびに特殊缶サイズ仕様への変更工事を実施中で、完了すると、同社の年間製造能力が9億缶アップする。これらの3市場で、特殊缶の需要が特に高まっているとレクサム社はコメントしている。レクサム社は、南米ではアルゼンチンにも1工場を持つ

(The Canmaker, Aug. 13, 2013)

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