米国、ホットコーヒーからコールドコーヒーへ
2013年 8月13日
アイスコーヒーに代表されるコールドコーヒーが、夏に限らずいつでも飲む飲料として米国人に浸透してきたことに伴い、米国人のホットコーヒーの飲む習慣が変わりつつあると、市場調査会社ミンテル社は報告している。米国のレストランやコーヒーハウスのメニューにあるコーヒー全てのうちコールドコーヒーの占める割合は、2009年から2012年の間で、19%から22%に増加、そして夏だけの飲料ではなくなっていることを証明するかのように、今年第1四半期のみを見ると、その割合はすでに24%に上がっている。コールドコーヒーの中でも米国では特にフローズン・ブレンド・コーヒーが、ここ数年間、ニューヨークなどの大都市を中心に大人気だ。これは一時的な流行ではなく、コールドコーヒーの主だった消費者である18~24歳の若い世代は、彼らが中年になってもこの嗜好を持ち続けるであろうと、ミンテル社は見る。全体的には、米国人の5人に1人(20%)がアイスコーヒーを消費するというデータがあるが、この数値は、これら18~24歳の若い世代になると38%に激増する。レストラン・メニューで、ここしばらくの間、必ず見つけられたアイスコーヒーは、最近その種類数を減らしている。それは、人々が、より優しく甘いフローズン・ブレンド・コーヒーを選ぶようになったからだという。フローズン・ブレンド・コーヒーは利幅が高いため、これは、米国フードサービス業界には朗報である
(FoodBev.com., Aug. 8, 2013)