ワールドカップに大きな期待、バドワイザー

2013年 8月 6日

ビール・メーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ(ABInBev)社は、来年夏、ブラジルで開催されるFIFAワールドカップが、同社ブラジル部門の販売量に新たに120万ヘクトリットルを加算すると期待する。今年6月にやはりブラジルで開催されたFIFAコンフェデ杯の効果で、第2四半期に300,000ヘクトリットルが上乗せされ、ABInBev社ブラジル部門が今年第1四半期の芳しくなかった業績から回復するのに多いに寄与した。メインイベントである来年のワールドカップがもたらすと予想される4倍の販売量を受け入れる態勢は整った模様だ。 また、ABInBev社は、今年に入り米国にて正式にその買収が承認されたメキシコのビール・メーカーGrupo Modelo社と、現在、国際市場での販売方法を見直している。Grupo Modelo社の持つ国際的ブランド、コロナは、これまで常に輸入業者に左右される傾向にあったのに対し、アンハイザー・ブッシュ社という一社のブランドとして成長し続けているバドワイザー。販売量に差が出るのはこの点にあるとし、今後、ABInBev社の名の下で、コロナも同様になりえると、ABInBev社はコメントしている

(just-drinks.com, July 31, 2013)

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