みどりのコカ・コーラ

2013年 7月23日

Turning tradition on its head: Coca Cola has long been associated with the classic logo on a red background, but the new drink has a different palette 飲料メーカー、コカ・コーラ社は、同社の象徴である赤色ラベルを、アルゼンチンでデビューする新製品向けに緑色に変えた。今回、コカ・コーラ社が発表したのは、砂糖とステヴィアのブレンドを甘味料として使用する"ナチュナル"コーラ、「ライフ」(弊社業界情報2013年7月2日付に関連記事)。甘味料としてのステヴィアは、南米で育つキク科の草の葉から抽出されるもので、甘さはテーブルシュガーの400倍ありながら、カロリーはゼロと言われる。カロリーが600mlサイズで108カロリーとなるコカ・コーラ・ライフは、同サイズのクラシック・コーラ250カロリー、ダイエット・コーク0カロリーの中間にあり、しかし甘さが最も自然な飲料との位置付けになる。コカ・コーラ・ライフは、コカ・コーラ・ブランドとしては、砂糖とステヴィアで自然な甘みを出した初めての炭酸飲料ではあるが、コカ・コーラ社全製品の中では、現在、ヴァイタミンウォーター・ゼロやファンタ・セレクトを含む45製品にステヴィアを使用している。コカ・コーラ社とペプシコ社ともにステヴィアを飲料に使用し始めてしばらく経つが、ほとんどの場合、その使用は、非炭酸・フルーツフレーバー飲料に限られていた。ペプシコ社は、オーストラリアで販売されているペプシ・ネクストに限りステヴィアを使用しているものの、ステヴィアはコーラ飲料とは相性がよくないとコメントしたこともある。今回、アルゼンチンでのみ販売されるライフは、2005年に発表されたコカ・コーラ・ゼロが最初オーストラリアで紹介されたのちに他市場へも販売されていったように、今後他国へと展開する可能性もある。野菜の繊維30%を含有するプラスチックで作られ、100%リサイクル可能な、「プラントボトル(PlantBottle)」を容器として使用する

(MailOnline, July 21, 2013 / PackagingNews, July 22, 2013)

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