ビール缶、米国地ビール・メーカーから大手まで人気上昇中
2013年 7月11日
ビールの味、香り、飲み心地を向上させる缶機能の進化も手伝い、ビール缶が、米国ビール・メーカーの間で再び注目を集めている。
米国ビール・メーカー大手は、相変わらず、缶にあれこれと機能を追加するのに忙しい。アンハイザー・ブッシュ社のバドライトならびにミラークァーズ社のクァーズライトがそれぞれ、今夏を目指し発表したベント缶はその一例。地ビール業界でも、人気の高い地ビール、サミュエル・アダムズの製造会社ボストン・ビール社が2年間と100万ドルを投じて、同社にとり初めてとなる缶「サム缶」を今夏より販売開始する。
ビールの天敵は酸素と光。どの容器へ充填するかによって、その後のビールの味は大きく変わる。長い間にわたり、ビンとは全く似ていない「醜い継子」と見られていたビール缶は、これらの天敵に、ビンよりもはるかに強く、そして環境に優しい。今の時代のニーズに応える容器、缶は、米国ビール業界全体でその存在をますます強くしそうだ
(AdvertisingAge, July 9, 2013)