ニューヨークシティ、今度は紅茶・果汁飲料摂取に警告

2013年 6月 6日

昨年は高糖質ソフトドリンク16ozサイズ以上の販売禁止案を提示(現時点では施行されず)(弊社業界情報2012年5月31日付に関連記事)した、市民の肥満問題解決を目的とする、高糖質ソフトドリンクの消費削減キャンペーンを展開する米国ニューヨークシティの狙う次なる標的は、高糖質の紅茶飲料、スポーツドリンク、エナジードリンクそしてフルーツフレーバー飲料だ。ニューヨークシティ保健局は、今週、テレビコマーシャルならびにバスでの広告掲載を通して、これらの飲料はヘルシーに思われがちだが、糖分が高く、肥満につながる可能性がある旨を、子供や10代若者も含めた市民へ訴えた。同市は、そのような飲料を飲む代わりに、無脂肪牛乳、ウォーター、あるいは新鮮な果物を摂取するようにと呼びかけている。同市は、このために広告費およそ140万ドルを投じた。ブルームバーグ氏がニューヨークシティ市長に就任して以来、前述の法案を含め、屋内全体・屋外一部での禁煙、チェーン・レストランのカロリー表示など、健康を害するとされる事柄を取り上げ、当局による徹底した管理を試みている

(CBS New York, June 3, 2013)

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