地ビール産業を支援、米国テキサス州にて
2013年 5月23日
米国テキサス州州議会にて、地ビール産業支援に関わる5つの法案が承認された。このあと、州知事の承認を得れば、州内の同産業育成・発展を促す方向でアルコール飲料規約が改正される。そうなればテキサス州の地ビール・メーカーならびに地ビール・パブの経営者は、需要に応じたより多くの製品を醸造ならびに販売することが可能となるばかりでなく、雇用機会を増やすことにもなる。テキサス州では、地ビール、蒸留酒ならびにワインは、1930年代の禁酒法廃止後に制定された3階層法規制を通じて現在まで販売されている。地ビールは、米国での経済停滞が続くここ10年の間にも、毎年2桁の成長を維持し、テキサス州の地ビール産業もこの恩恵に与り、オースティンのライブ・オーク社やサンアントニオのブルー・スター社など今では人気の高い地ビール・メーカーを生んでいる。しかし、現在テキサス州で認可されている地ビール・メーカー/地ビール・パブ59社とそれによる経済効果6億800万ドルは、カルフォルニア州の同268社・30億ドルとは比較にならない(2011年のデータによる)。テキサス州は、数年前に法改正を実施し活性化を図ったワイン産業と同様の開発となれば、同州の地ビール産業は10年以内に年間56億ドルの経済効果を生むと予想する
(San Antonio Business Journal, May 21, 2013)