ボトルド・ウォーター、2年後には炭酸ソフトドリンクを越える勢い

2013年 4月25日

全世界のボトルドウォーター消費量は、過去10年間で倍増し、さらに2年後には、ソフトドリンク・カテゴリーを代表する炭酸飲料売上を越えると、最新のある業界分析会社の報告書では予測されている。ここ数年、ボトルドウォーターは、その使用するPETボトルが環境に与える負荷のため、先進諸国一部では販売を自粛させる自治体も出てきている一方で、世界全体で見るボトルドウォーターの需要は飛躍的に高まっている。これは、ボトルドウォーターの持つ健康イメージと、安全な飲み水供給が望めない地域での代替品の必要性により支えられている。アジアからの需要が特に顕著で、今年だけで世界全体の平均増加率の倍であるおよそ16%増が予想されている。この地域のパキスタン、フィリピン、ベトナムの市場では、一人当たりの年間消費量は10リットル以下で、現時点では世界の平均よりも下回っており、その需要の潜在力は大きいと見られている。中国は、現時点で、確かにアジアのボトルドウォーター消費量を引っ張る要ではあるものの、それを超える高需要を見せているのがインドで、すでに年間20%以上の増加を記録している。北米のボトルドウォーター市場は、依然として大きく、売上は、300億リットルを超えるが、増加のペースはアジアよりもはるかに緩やかだ

(FoodBev.com, April 24, 2013)

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