SABミラー社の中国ジョイント・ベンチャー、キングウェイ・ブリューワリー社を買収
2013年 2月12日
ビール・メーカー、SABミラー社と、同社の中国でのパートナー、チャイナ・リソーシーズ・エンタープライズ社とのジョイント・ベンチャーであるCRスノー社は、中国ビール・メーカー、キングウェイ社ビール事業部門を買収することで合意に至ったことを発表した。キングウェイ社ビール事業部門は、中国にビール醸造工場を7工場持つ。キングウェイ社は、昨年には、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社ならびにYanjingブリューワリー社(北京)による買収の話がそれぞれあったものの実らず、今回のSABミラー社との買収が実現した。キングウェイ社の業績は2012年下期で損失を出すと見られる。キングウェイ社の持つ7醸造工場のうち4工場は急速に成長し続ける、中国で最も経済的に豊かな広東省にある。CRスノー社が醸造するビール・ブランド、スノー(Snow)は、中国で売上第1位のブランドで、昨年の調べでは、中国ビール市場で22%のシェアを占めるものの、その広東省でのスノーの売上は、現在、チンタオ、Zhujiangビール(Pearl River)に続く第3位だ
(Bloomberg / Beverage Manager.net, Feb. 6, 2013)