中国、レッド・ブル缶生産能力増量
2013年 2月 7日
中国で最大規模の製缶会社のひとつ、ORGパッケージング(ORG)社は、今年末に稼動開始予定の3ピース・スチール缶製造ラインで製造される缶を、エナジードリンクのレッド・ブル社に供給するため、その製造能力を増強中だ。レッド・ブル・ブランドの容器は、欧州では全てアルミ・スリム缶を使用するのに対し、中国では溶接スチール缶も使用する。ORG社によれば、江蘇省(中国・上海北側の沿海の省)の同社3ピース缶製造能力をいずれ年間10億缶に増やすとのこと。製缶機械会社、Soudronic社(スイス)がそのライン向けに機械の大部分を供給する。一方、ORG社の2ピース・アルミ缶製造については、同社にとり第2ライン目となるアルミ缶製造ラインが、年間7億缶の生産能力を持ち、広東省にてこの4月に稼動開始する。同社が浙江省(北は上海に、南は福建省に接する)を持つ、昨年4月操業開始の同社第1ラインの2ピース・アルミ飲料缶製造ラインは、地元のビール・メーカー、そしてコカ・コーラ社やペプシコ社を含むソフトドリンク・メーカーへ缶を供給する。ORG社は、スチール・メーカーのバオ・スチール社ならびに欧州を中心に展開する製缶会社Ardagh社と提携し、最先端技術入手に注力する
(The Canmaker, Feb. 7, 2013)