成功する飲料、2013年注目すべき5つのトレンド

2013年 1月29日

米国飲料メーカーは、新製品を市場に送り出すたびに、これがビタミンウォーターやヴィタココに続くようなニッチながら大々的な成功を収めるようにと願うと言う。この2ブランドの飲料成功の陰にはSadowsky氏がいる。彼は、米国飲料業界では、飲料の「起業家的」分野において、ヒット商品を生む確率が非常に高いアイデアを出すことでその名を知られている。Sadowsky氏は、ビタミンウォーター・ブランドを、コカ・コーラ社に42億ドルを出してでも手に入れたいと思わせるほどに成長させた一人であり、更にその後、ヴィタココ・ココナッツウォーターの開発に関与し、現時点で依然3桁の成長を実現させており、それと同時に、現在注目されている新製品、ヒント・ウォーター、Inergetics、Bai Brands、Sambazonにも関わっている。このようなSadowsky氏が、米国飲料業界で今、小さいながらも確実に流行りつつある見逃せない5つのトレンドを以下のように語った:1) 飲むオーツ(オート麦):繊維豊富な食品代替飲料、ダイエット飲料として。Sneaky Pete's、Alpina、Oat Works等がすでにある。2) 触感飲料(TMB):アロエやチーア(栄養価の高いサルビアの一種)シードを飲料に含めるなど、触感のある飲料への動きあり。飲料の中に小さな固形物が含まれることが今ではむしろ消費者に受けることがある。アロエの入ったAloe Gloe、チーア・シードの入ったMamma Chiaがある。3) コーヒーフルーツ:コーヒーをローストすると実(berry)が残る。コーヒー産業の副産物である、この抗酸化物質豊富な実を使用する飲料。Bai5、Kona Redなど商品化されている(弊社業界情報2012年3月1日付に関連記事)。4) 鮮度をさらに増す果汁飲料:天然鮮度を維持しながら賞味期間を延ばす高圧低温殺菌(HPP)技術を利用する果汁飲料が注目される。すでに確立されている果汁飲料ブランドOdwalla(コカ・コーラ社所有)やNaked(ペプシコ社所有)が採用。この機会を逃すまいと、スターバックス社は、Evolution Fresh社を買収。こちらは更に高鮮度維持を促すCold Pressing技術を利用。5) キシリトール飲料:ガムでの使用ですでに知名度の高いキシリトールを使用する飲料が今後注目される。これら5つのトレンドは非常に小さなものではあるが、消費者に提供すべき何かしらの目新しさがある

(Forbes, Jan. 22, 2013)

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