地ビール、増える缶採用

2012年12月 4日

米国では昨年、約1,150万バレルの地ビールが売れた。これは昨年比15%増(弊社業界情報2011年5月7日付に関連記事)。ただし、注目すべき点は、バレルやビンだけでなく、毎年その比率を上げている缶で売れていることだ。米国コロラド州の地ビール・メーカー、オスカー・ブルース社は10年前に他社に先駆けて地ビールを缶に詰め販売した(弊社業界情報2010年4月19日付に関連記事)。3年前には、地ビールを缶で販売するメーカーは52社を数え、今夏には、その数字は200社、600種に達した。軽量で割れない缶は、ビンよりも輸送上扱い易く、小規模の地ビール・メーカーにとり、販売地域拡張を実現し易くする。地ビールをビンから飲むことに慣れ親しんだ消費者の缶に対する抵抗感が当初懸念されたが、それも今では、缶の優れたリサイクル性がむしろ注目され、若い消費者に受け入れられている模様。地ビールの容器は時代とともに、最初の樽から、22ozビン、ビン6本パック、ビン12本パック、そして缶に移り変わりつつある

(SmartBlog on Food & Beverage, Dec. 3, 2012)

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