フィリピン、唯一の2ピース飲料缶製造工場を増強
2012年11月 8日
フィリピンを始めとするアジア太平洋地域での飲料缶需要増に応えるため、フィリピンで唯一の2ピース飲料缶製造能力が増強される。これは、その工場のオーナーであるサンミゲル・ヤマムラパッケージング社と、製缶会社キャンパック社(ポーランド/現在、米国F&P社が所有)とのジョイント・ベンチャーによるプロジェクトの一環。アップグレードされた工場は2014年第1四半期に稼動開始予定。1995年に建設されたこのフィリピンCaviteにある工場は、サンミゲル社ブリューワリー(60%)、日本山村硝子社(34%)ならびにボール社(6%)三社のジョイント・ベンチャーとして始動した。現在年間約5億缶のアルミ缶製造能力を持つ。ポーランド、ウクライナ、ルーマニア、ロシア、フィンランド、モロッコ、インドと、主に欧州と中東に注力し操業してきたキャンパック社は、現在、このフィリピン・プロジェクトと並行して、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイにて第2ラインを、そしてロシアでは第2番目となる工場をそれぞれ建設中
(The Canmaker, Nov. 5 & 6, 2012)