アジア最大の飲料缶リサイクル・センターが操業開始
2012年10月29日
アルミ圧延ならびにリサイクルの大手ノヴェリス社(米国ジョージア州アトランタ)は、先週末、韓国栄州市に、アジア最大となるアルミ飲料缶リサイクル・センターを開場した。アジアは、飲料缶、自動車ならびに家庭用電化製品の製造のために使用されるアルミ圧延品では、現在、他のどの地域よりも成長の速い市場である。今回の韓国でのセンター開場は、2015年までにリサイクル能力合計2百10万トンへ増強というノヴェリス社によるプロジェクトの一環であり、これと並行して現在、ブラジルならびにドイツの同社工場でもリサイクル能力増強を進めている。また、ノヴェリス社は、2020年までに、同社により圧延されたアルミ製品のリサイクル材含有量を80%まで増やす目標を掲げている。ノヴェリス社は、アジア地域のアルミ・スクラップの大半を買うことを期待しており、使用済みアルミ飲料缶を始めとするアルミ・スクラップを、この韓国栄州のセンターにて再溶解・鋳造する
(Packaging Digest, The Canmaker, CanTech, Oct. 24, 2012)