コカ・コーラ・ゼロ、欧州でコカ・コーラ・ライトを上回る勢い
2012年10月16日
レギュラー・コークと「同じ美味しい味」でありながらゼロ・カロリー飲料である点が売りのコカ・コーラ・ゼロは、欧州では現在、同社ブランドの中で、コーク、コカ・コーラ・ライト(米国ではダイエット・コーク)、ファンタに続く売上第4位のブランドとして定着しているが、コカ・コーラ欧州社のマーケティング・ディレクターは、4、5年以内に、第2位まで上る強力なブランドになると見る。市場調査会社ユーロモニター社によると、コカ・コーラ・ゼロ売上は昨年、北米市場で前年度比11%増であったのに対し、欧州市場では同14%増を記録、中でもスペイン、フランスならびにポーランドでは過去数年間20%~30%の成長を見せている。このペースで行けば、コカ・コーラ・ゼロはライトを抜くと予想される。前出のマーケティング・ディレクターは、発売当初は、ライトはどちらかと言えば女性をターゲットにしたのに対し、ゼロはより男性へアピールする製品と位置付けていたが、現実には、コカ・コーラ・ゼロの方が国際的であり且つ普遍的なアピールのあることが明らかになりつつあるとコメントしている
(AdAge global, Oct. 15, 2012)