コカ・コーラ社、植物由来ボトルの素材生産会社との提携で更なる拡張狙う

2012年10月 2日

コカ・コーラ社は、プラントボトル(PlantBottle™)で使用される植物由来の素材の生産拡張を目指し、JBFインダストゥリーズ社(インド)と業務提携することを発表した。素材供給会社との提携は、コカ・コーラ社に、再生可能な、低炭素プラスチック容器の商品化において今後も主導権をもたらし、また、2020年までに同社のプラスチックボトル全てにプラントボトル包装技術を使用するという目標達成をより現実的なものにする。コカ・コーラ社は、2009年に、初めて植物を一部原料とするリサイクル可能なPETプラスチックボトルを発表。今日に至るまでに、世界24以上を数える国々で100億本を越えるプラントボトルを売上げている。この提携をきっかけに、JBFインダストゥリーズ社は、世界最大となる、プラントボトル包装製造の主成分、バイオ材料由来のグリコール、の生産工場を建設する。場所は、材料であるサトウキビを現地調達するブラジル・サンパウロ。工場建設は年末に着工、完成までに2年を費やす。2009年発表以来、プラントボトルは、コカ・コーラ社のPETプラスチックボトルで使用されていた石油およ20万バレルに匹敵する二酸化炭素排出量を削減している

(Packaging Digest, Sept. 28, 2012)

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