欧州飲料缶の軽量化
2012年 7月26日
製缶業界情報誌The Canmakerは、同誌8月号で、過去10年の間に、欧州におけるアルミ製飲料缶が軽量化を目指し、どれほどアルミ使用量を削減してきたかを明らかにする。2001年10月から飲料缶重量の変遷を見てきた同誌は、今回、欧州各地域の小売店で適宜に選んだ33clアルミ製飲料缶・缶胴の平均重量が10.39gと報告した。調査した缶の中には、調査開始以来初めて、10gを下回ったものもあったとのこと。11年前の2001年の調査では、欧州の33clアルミ飲料缶・缶胴の平均重量は11.25gだった。同誌の調査は総合的なものではないが、欧州アルミ製飲料缶・缶胴の重量は、10年にわたりおよそ8.3%削減されたことを示している。一方、北米市場の缶胴は、欧州の33cl缶より多少背の高い12ozあるいは35.5clサイズの飲料缶で平均重量10.6g。缶胴だけではなく缶蓋の軽量化も進んでおり、飲料缶全体の更なるアルミ使用量削減が期待されている
(The Canmaker, July 24, 2012)