飲料、多様化そしてカスタムメード

2012年 6月 7日

今日、消費者が消費財において求める多くの要素のうちの一つは多様性、そして最近明確になっているもう一つの要素が、特注可能 - カスタムメード - という要素だ。飲料は、米国では非常に幅広い種類を売り場で提供しているが、それでもなお消費者は自分だけのものを創り出すことが可能なブランドにも注目する。例えば、コカ・コーラ社の「フリースタイル」ディスペンサー(ファウンテン)は、現在125種類の炭酸ならびに無炭酸のソフトドリンクを提供し、消費者自らがタッチスクリーンを操作するだけでオリジナルの飲料を作ることも可能になる(弊社業界情報2011年4月18日付に関連記事)。米国ニューヨーク・シティでは、オンラインで、消費者の希望に沿ったオリジナル・フレッシュジュースの注文を受け、配達するデライフフル・フーズ社がある。同社が事前に選りすぐった果物ならびに野菜から顧客が選んだものを圧搾し、飲料を作り、同日に届けることにより、新鮮な果汁飲料を提供可能にする。コーヒー・チェーンのスターバックス社は、ドリンク・ビルダーiPhoneアプリを通じ、自分だけのコーヒーを特注し、将来の注文に備えその内容を記録しておくことを顧客に提案する

(BeverageWorld, June 4, 2012)

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