大型サイズの高糖質ソフトドリンク、ニューヨークシティで販売禁止の可能性

2012年 5月31日

米国国民の肥満人口削減を目標に大胆な対策を試みる米国ニューヨークシティ(弊社業界情報2012年5月8日付に関連記事)は、実施されれば米国で初となる、食品販売の移動カートを含む食料品店舗で販売される糖分の高いソフトドリンクのうち、サイズが16オンス(約473ml)を超えるものについて販売を禁止する計画があることを明らかにした。この規制で対象となる店舗には、同市内で営業を行う20,000店以上に及ぶレストラン、映画館、スタジアムが含まれる、が、スーパーマーケットは含まれない。セルフサービスのファウンテン・ソーダを販売する店舗では、16オンスよりも大きなカップを保管することを禁止する。8オンスにつき25カロリー以下のダイエット炭酸飲料、果汁飲料、乳性飲料、アルコール飲料はこの規制の対象とはならない。違反店舗には200ドルの罰金が科せられる。大型サイズの高糖質飲料販売禁止計画は、公聴会を経て、2013年3月に施行開始となる見込み。この禁止案について、ニューヨークシティ飲料協会は、飲料業界攻撃という脅迫観念に駆られた当市保健局による再三にわたる見当違い…とコメントしている

(New York Post, May 30, 2012 / newsobserver.com, May 30, 2012)

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