インドネシアで、飲料缶製造能力増強
2012年 5月23日
マレーシアを代表する製缶会社キアン・ジュー社は、インドネシアへ初めて製造拠点を拡張する計画だ。来年完成予定のマレーシアNilaiのライン(年間生産能力目標20億缶)の稼動が順調に進んだ後、同社のマレーシアBatsu Caves工場のすでにある2ラインのうち、1ラインをベトナムの同社新工場(25clサイズのアルミ・スリム缶製造予定)へ、そして残るもう1ラインをインドネシア首都ジャカルタ近郊の新工場へ移設する(弊社業界情報2012年3月29日付に関連記事)。それに加え、同社は、インドネシアの東ジャワ州Surabaya東部にも飲料缶製造工場の建設を予定する。現時点でインドネシアにはD&I飲料缶製造工場が、PTユナイテッド社とPTコンパック社それぞれ所有の計2工場があり、年間生産能力は合わせて約20億缶になる。
キアン・ジュー社は、現在See一族が経営権を握るが、昨年後半からCan-One社による買収試みでその企業支配権が脅かされている状態が続いている。Can-One社は、食品・家庭一般用品向けの缶製造会社Aik Joo Canファクトリーを所有する
(The Canmaker, May 23, 2012)