米国地ビール業界、このバブルははじけない?

2012年 5月 7日

先週5月2日~5日にかけて米国西海岸サンディエゴで開催された2012年Craft Brewers Conference(地ビール・メーカー集会)で発表された報告は、依然として米国でブームが続く地ビールだけに、ほとんどが非常に良いものだった。その一部、数字に関連する報告によれば、地ビールの2011年米国での売上は、前年比15%増、また、同年に米国にて開業した地ビール・メーカーは250社、廃業したのは37社、ビール醸造会社の総数は1,989社に至った。さらに現時点で創業を計画する地ビール・メーカーは1,119社あるという。ここ1,2年に見られる特長は、地ビールはもはや"地元"のみにとどまらないということ。コロラド州のオスカー・ブルース・ブリューワリーズ社のノース・キャロライナ州での東海岸支店オープンは、今回のコンフェレンスの最大のニュースだった。これは、シエラ・ネヴァダ社ならびにニュー・ベルジャン社に続く第3番目となる、西部の地ビール・メーカーによる東部進出となる。このコンフェレンスと同時に開催されたブリューエキスポ・アメリカは地ビール見本市で、使い捨て透明プラスチック製樽、牛乳用カートンに似た入れ物"Growler"、再封可能な缶など地ビールに使用される様々な容器を見ることができる。また米国の製缶会社ボール社も主催者の一社として名を連ねるアルミ缶"美人"コンテストも開催された。現在缶を採用する地ビール・メーカーは179社あるが、10年前はその数は0であった

(The Washington Post, May 7, 2012)

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