積み重ね可能なPETボトル開発
2012年 4月 5日
食品包装設備製造会社シデル社(スイス)は、サイズ250ml~1リットルまでの中型サイズの飲料用PETボトルどうしの積み重ねを可能にする技術を開発したことを発表した。「スタック&パック」と名付けられたこの技術は、2013年までに商品化される見込み。3月末ドイツ・ケルンで開催されたAnugaフードテック・ショー/食品加工・処理技術見本市にてこの技術を紹介したシデル社は、PETボトルの底面に従来よりも深い凹みを入れることで、ボトルどうしの効率的な積み重ねを実現する。ボトルのネック部分が、上に重なるボトルの底面にぴたりと収まるため、積み重ねに必要な空間を削減すると同時に、上下ボトルの間へのクッション等の挿入を不要とする。ボトルが充填されキャップで締められると、ストレッチ・スリーブが6本のボトルをまとめて巻き、パックを作る。そして無駄のない積み重ねにより、欧州の標準型パレット上に、これまでの6層に代わり10層の積み重ねが可能となり、その結果パレットに搭載されるボトル総数が40%増加するとのこと
(FoodProduction daily.com, Apr. 5, 2012 / PackagingNews, Apr. 5, 2012)